サクランボ♪♪の花が満開になった。
今、ミツバチがぶんぶん言っている。
たくさん実をつけたらいいな・・・

木の根っこに植えた福寿草が可憐な花を咲かせている。
この花を見ると思いだす。

近所にクスリやがあった。優しいおじいちゃんとおばぁちゃんがおられた。
二人はとても仲良しで、30歳ぐらい年下の私にも優しく接しておくれた。
二人と話をしているとなんだか落ち着く、嫌なことも忘れることができる不思議な二人だった。

店先に福寿草の鉢植えが置いてあった。部屋が暖かいのでお正月が来るとかわいい花を咲かせていた。
私はその花を眺めながらいろいろ相談に乗っていただいていた。

その後2人は亡くなりさみしくなった。
ホームセンターで福寿草を見つけた私は、木の根に植えた。
でもなかなか花は咲かなかった。
今年、思い出したように1輪咲いた。

有斐軒は戦前から宿を営んでいる。町中にあり、駅から徒歩5分、近くに市役所、小学校、中学校、スーパーなど
生活するのには便利な所だ。
でも、今は車社会になり旅行客も、ビジネス客も車で見える。
近くの駐車場を借りていたが、もう安心　今までの駐車場の前に大きな土地を確保しました。
食事に何台来てもだいじょうぶ。
止めてタクシーで帰ってもいいよ

近所に住む娘さんの初顔合わせ
結婚が決まって今日はお食事会

うれしいね

「いま、北に向かって歩いています。」
今晩泊まられるお客様は3人組。10時までには着くと思います。とのことだった。

くたくたになって、足を引きずりながら8時ごろ到着された彼らは若い。
須磨から福崎までそれから50キロ歩いて和田山に来たそうだ
2階の部屋まで上がるのが大変だ、1階ににすればよかったなと反省
足の裏には水ぶくれが2つ、痛々しい。
お節介おばさんはさっそく消毒した針を持ってくる。
「水を出したら皮はむいたら駄目よ。しっかり押さえて絆創膏を張るといいよ。
お風呂にゆっくり入って休んでね。」

彼らはこの春卒業して就職が決まっているそうだ。

あくる朝元気になった彼らは
「兵庫県縦断中　関西学院3人組」のタスキをかけて日本海に向かって出かけて行った。

4月から小学校の先生だ。
がんばれ！がんばれ！　この経験が、きっとこの先役に立って、いい先生になれるよ。
おばさんは祈っているよ。